おいしいコーヒーが飲めるまで
一杯のコーヒーが出来上がる間にどのような世界が広がっているのでしょうか。作業工程を追います。
まずは、収穫です。12月から1月にかけて行われます。この時期は乾季なので、炎天下の中大変な作業になります。
収穫したコーヒーの豆は、2週間ほどかけて天日干しをします。この時干し方が甘いと、おいしいコーヒーになりません。
干したコーヒー豆を、手作りの杵と臼でもみ殻を剥きます(もみずり)。
ざる一杯のもみずりを行うのに約30分、杵を振るい続けます。
回数にして約2500回!!杵の重さは約10キロ!灼熱のこの国で行うのは大変な体力を使います。
もみ殻を剥いた、コーヒー豆から悪い豆を取り除きます。とても細かい作業で目や腰に負担がかかります。
しかし品質を高めるために、手抜きは出来ません。ざる一杯に2時間ほど要します。
この豆を釜土で焙煎します。部屋には香ばしい香りが広がります。
最後に、手で豆を挽いて、コーヒーを淹れて出来上がり!
いかがでしたか?
私たちが飲んでいるおいしいコーヒーが出来上がるまでに、こんなにも時間と手間がかかります。
それでも、ここの人たちはいつでも笑顔を絶やしません。
一杯10000kip(約100円)。是非皆さんもどうぞ。